<理学療法士の実習生・バイザー必見!!>臨床実習で動作観察に動画を撮るのはOK?NG?どっちなの?

理学療法

どうも、kachanです。

以前にこんなツイートをしました。

今回はこれについて深掘りしていきたいと思います。

動作観察に動画は全然ありだと思う

結論からいいます。

動作観察に動画を撮るのはOKだと思います。

僕も学生時代のころは、めっちゃ動画撮って帰りたい派だったのですが、基本的にバイザーってそれ許さない人多いですよね。

理由もわかりますよ。

動画なら何回も見れるしスローとかにもできるので、本来臨床に必要な目を養うことができないとか、動画とリアルではやっぱり見え方が違うから動画で慣れると実際の臨床で使えないとか

色々あると思います。

ですが、それって全く経験も知識もスキルも身についてない上、やることもたくさんあって慣れない環境でそれを学生にやれってけっこう酷だと思うんですよ。

っていうことでそんな動画なんて絶対取らせないっていうバイザーの人にも動作観察で動画を撮るメリットを知っていただけたらなって思います。

メリット① 同じ動作で見るから実習生とバイザーとのギャップがない

臨床実習で見る患者さんってだいたい見やすい人を選びますよね。治療の効果を出したいから良くなりやすい人を選んで問診とかもしやすくて、リハビリにすごい協力的な人って感じですよね。

それはいいことだと思うんですけど、その反面

数日ですぐに動作が変わってしまうので、実習生は同じ動作を見てるって思ってたのに昨日と違うっていう混乱が生まれたり、ちょっとした刺激ですぐに動作って変わるので実習生とバイザーが同じ動作を見てるとは限らないのです。

これは自分も実習生時代にありました。

僕が評価で入ったあとに、バイザーが動作指導して動作変わってしまって次の日にレポート提出したら全然違うやんみたいなこと言われるっていうね。

そりゃそうでしょって話です。

ういうギャップを無くすためにも記録として動画を撮ってレポートと一緒に動画を見返して添削してあげるのが学生の学習にはいいんじゃないかなって思います。

メリット② 何回も同じ動作を見れるからしっかり観察できる

何年も動作観察していれば、そりゃ見方が身についているのでちょっと見ただけである程度のことはわかってしまったり、運動連鎖の思考や矢状面から前額面、水平面を想像したりと自然にできます。

しかし、学生には動作を見る力は備わっていません。

一面ですらちゃんと見れないし、トリックモーションに引っかかります。

そういうのを気づかせる意味でも動画というのは役に立ちます。

もちろん見る目は備わってなくても動画というフィルター越しで見れば客観的に見れるので気づかなかったことに気づいたり、思考の時間が延びるので立体的に動作を想像する力や運動連鎖のイメージをつけやすいです。

もちろん実際に見て変化に気づく能力も必要ですが、先にこういう目を養うためにも動画というのは使うメリットはあると思います。

メリット③ 経過で撮ることができれば、評価を客観視できる

人間の記憶ってけっこうあいまいなものだし、時間が経ってから気づくこともあります。

例えば、術後1週の歩行と退院前の歩行を動画で撮ったとします。どんなに観察力がない人でも前者と後者の動画を見比べることで変化に気づくことができると思います。もしかしたら、術後1週のときには気づかなかった異常を見つけることができるかもしれません。

そして、自分のイメージだけでなく比較によってより精密で正確な解答を出すことができますし、学生も目で見て納得ができるというのはすごく大きなメリットだと思います。

他にも、患者さんにとっても目で見て自分が良くなったことを理解できるので、喜んでくれて、お互いモチベーションがあがります。

※それでもこの条件を守らないと意味ない

必ず通しで動画を見る ストップやスローはダメ

これも個人的な意見ですが、ストップやスローは絶対ダメです。

必ず通しで見て、もう一回見るなら初めっから見る。

理由としては、ストップやスローにすると 臨床で動作を見る力はつきません。現場では患者さんは常に動いているので、そのスピードで見る癖をしっかりつけましょう。

その代わり何回でも見てOKです。

矢状面だけ、前額面だけの動画で見る

動画で撮るのがOKなら色々な角度で撮ろうって考えますが、これもダメです。

さっきの話とかぶるのですが、臨床において一度にいろいろな角度で見ることはできません。

臨床で見る目を養うためにも
一面だけで他の矢状面、前額面、水平面の動きを想像する練習をしましょう。
時間はかかると思いますが、それが瞬間的にできるようになれば一人前です。

バイザーはそれができるようにアドバイスしてあげて一緒に見てあげてほしいと思います。

その場だけで見る 家には持って帰らせない

条件っていうわけでもないのですが、

これは実習生に対するもので、動画を持って帰らせて動画流出なんてことになったら最悪です。そういうリスクマネジメントのためにも持って帰らせないのがいいと思います。

もちろん、持って帰らせても別にOKですがちゃんと注意を促して、そういう配慮ができる子だけに限定するようにしましょう。

最後に

一応これは個人的な意見なので、『絶対するべきだ』と言いたいものではありません。

もちろん病院の規則上の問題、個人情報の観点などなど色々な問題があると思います。さっきいった動画流出なんてことになったら誰が責任をとるのやら…・

全部が全部納得していただかなくてもいいですが、
動画撮るのもありだなって少しでも思ってもらえたら、嬉しいです。

すべては学生の成長のために
動画を撮るのは、OKなのかNGなのか決めていただけたらいいと思います。

一応以前にも動作観察を極めるコツの記事も書いてるのでそちらもどうぞ↓

今回はこれで以上になります。

次回もよろしくお願いします。