理学療法士がAIの時代に向けて絶対に磨くべきスキル

理学療法

どうも、kachanです。

今回は今後の理学療法士の未来を考えて、絶対に磨くべきスキルの話をします。

前回、「理学療法士は、「AI」とどう向き合うべきか?」でも触れましたが、

リハビリテーション分野において、歩行支援ロボット、トランスファー支援ロボット、運動支援ツール、スマートフォンのアプリを用いた動作解析やリスク管理、見守り支援システム導入されています。

今後、AI・ロボット・ICTがリハビリ業界にどんどんの参入してくることは間違いありません。

特に学生さんや20~30代の理学療法士の先生には大きな影響を与えます。

今後はそれを受け入れつつ、「AIにできないこと」、「今後も絶対必要とされるスキル」について

僕なりの考えを話します。

AIができないこと

現状AIができることは膨大なデータを収集して、そこから論理的な結論を出したり、マニュアル化された単純作業をこなす能力です。

今あるものは補助的な役割のものが多いですが、もっと進んでいけば、評価を自動でおこなったり、リハビリの治療プランの立案から実行まで行うロボットができてもおかしくはありません。

ですが、訪問リハビリを行っていて思うことがあります。

患者さんの価値観や背景、その他の生活環境において論理的な思考だけでは説明できない部分がたくさんあります。

例えばですが、

歩くことがままならない人に対して、論理的な思考であれば安全のために電動車いすを使用したり、それに乗り移るための移乗の訓練を行いますが、その人が「歩くこと」にこだわっていれば、提供するのは歩けるように訓練を行うことです。

ガンで苦しんでいる人がいて、病院で治療して苦しさを少しでも軽減させるのが論理的です。しかし、薬を絶って自宅で最後を迎えたいと家で頑張ってる人がいれば、そのサポートをするのが僕らの在り方だと思います。

このように働いてて思うことは、理屈だけでは解決できない問題というのが多々あります。

あと、データやエビデンスでは話がつかないこともあります。

病院で働いていたときでは、高齢女性の脊髄損傷の患者さんで年齢で考えても寝たきりは確実でしたが「絶対家に帰る」と言って、毎日鬼のように訓練をやっていました。

そのおかげもあって、車いすに自分で乗り移りできるようになり、自宅で夫婦で幸せに暮らしています。

他にも、脳卒中の予後予測的に「もう歩くのが無理だろ」っていう人が歩けるようになった人もたくさんみています。

これから思うことは、まだまだAIが完全にリハビリの仕事を奪うことはできないなって思います。

これから磨くべきこと

①細やかな評価能力

現状、AIが評価できるのは股関節・膝関節・足関節の大関節のみで、足部、膝関節、肩関節、脊柱、手根部などの細かい骨のアライメントを捉えたり、コントロールすることは不可能です。

例えば、足根骨のアライメントを調整するような非常に複雑で緻密な評価や手技はロボットには不可能です。運動学や解剖学に基づくアライメントコントロールの手技やハンドリングに関しては、テクノロジーが追いつくことは難しいです。

②十人十色の動作パータンを評価する能力

起き上がり、立ち上がり、歩行といった基本的な動作はそこまで大きな差はありませんが、食事動作、更衣動作、入浴動作、調理動作、手作業などの動作は十人十色です。

例えば、同じ食べ方をする人なんていませんよね。同じ動作でお風呂に入る人もいません。

細かい動きが必要なものが多くあるため、それらをAIが認識して評価しロボットを使って治療することは現状難しいです。

AI・ロボットができることは補助的な役割だと思います。

③AI・ロボット使いこなす能力

むしろ、AI・ロボットを完全に使いこなすことができれば、仕事はなくなりません。

AIがプログラムの立案のためデータを収集・分析したのち、プログラムを決定するのはセラピストの仕事です。

なぜなら、AIが出した答えは論理的ですが、道義的にしっかりニーズに沿っているかは、判断できません。 それを最終的にセラピストが判断することで、より精密で効率的なプランが出せます。

またロボットいえど多くの種類があります。どれが患者に適するか、患者さんの評価を行ったうえでロボットを選定するということはセラピストの仕事です。

④患者さんの気持ちを理解できる能力

どんなにAIやロボットが進化しても、心の部分は絶対に負けないと思います。論理的な思考でなく、本当にその人のことを分かろうとする気持ち、何とかしてあげたいという気持ちは人間にしかないと思います。

そのためには、コミュニケーション能力は絶対必要ですし、人の気持ちがわかる人になることは大事です。さらに礼儀や接遇といった相手を思いやる姿勢や気持ちも大事です。相手は自分よりも長い年月を生きていて、自分の価値観や生活環境があります。それを侮辱したり否定することは絶対にしてはいけません。

こういった、思いやりや優しさとは一生AIが人間を超えることができない部分だと思っています。

最後に

これから時代はどんどん変わっていきます。

この間やっていたニュースでは歌舞伎と初音ミクが一緒にライブをやっていたり、僧侶がyoutubeをやってバンドを組んだり、お話を配信したりと今までの形に囚われない新しいことをしています

理学療法士もそれと一緒です。

昔はどうだった、理学療法はこういうものだ、と型にはまったものでなく自分の信念を貫くため、最大のことを患者さんにしてあげられるためには、どんどん進化していくべきだと思います。

そのためには理学療法士×αといった一つのものにこだわらない考え方も大事ではないかと僕は思います。

では、以上になります。

最後まで見ていただいてありがとうございます。

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