<経験談>一年目の新人理学療法士には回復期をオススメする理由

理学療法

どうも、kachanです。

自分の経歴は

専門学校卒業後→回復期リハビリテーション病院4年間勤務→訪問リハビリ転職

この4年間の回復の経験からメリット・デメリットの話をします。

結論からいうと、最終どこに行くにしても回復期から経験する方がいいです。

回復期のメリット

①勉強しやすい 修行にはもってこいの環境

急性期や維持期だと10人以上みないといけないことが多々あります。

新人にとってはめっちゃしんどいですね。

評価や観察ができる時間があまりないですし、コロコロ患者が変わるので頭が回りません。

しかも、急性期だと入退院が激しく、初期評価したと思ったら一週間ほどで帰ったり

クリニカルパスがある所では決められたことをやるだけで勉強にならず、楽しくないです。

ですが、

回復期病院だと、1日に見る患者さんは多くても6~8人くらいです

僕のいたところは土日とかを除けば8人くらいでした。

つまり、一人にかけられる時間が多いです。

特に場所によっては、午前と午後で一回ずつ見れますし、

整形疾患だと最大3か月、脳外科だと5~6か月見ることができます。

つまりはじっくり見ることができるので、評価・観察・検証としっかり分析することができます。

新人の間に食事や入浴、トイレ動作は

たくさん見たほうがいいので時間が取りやすい回復期はおすすめです。

さらに毎日同じ患者さんをじっくり診ることができるので、触知やハンドリングの技術、観察のスキルを磨くことができます。

新人の間にこういう目と手を作っておくことは

今後の手技などの治療技術やプログラム立案に役立ちます。

他にも維持期の患者さんと違ってやればやるほど能力が伸びていくのでやりがいがあるので

自分も患者さんもモチベーションの維持がしやすいです。

②リスクが少ない

理学療法を提供する上で一番大事というリスク管理。

これに関してはめっちゃ難しいです。今でも勉強しています。

急性期だと術後なので麻酔の後遺症や手術の後遺症がありますし、色々なチューブやコードにつながれていて怖い中リハビリをしないといけないことが多いです。

ですが、回復期だと状態が安定した人がほとんどのためリスクが少ない人が多いです

もちろん最低限のリスク管理は必要ですが、

維持期よりも医師・看護師が多く常駐しているため何かあればすぐに助けを呼ぶことができるメリットは大きいです。

あとは8人くらいの人数を毎日見るので変化にも気づきやすく、異常発見の確率も上がります。

③緊急が少ない 毎日ルーティーンで動くことができる

急性期だと救急が入ることが多々あります。

最近は朝方に運ばれた患者さんを夕方リハビリが入るなんてことはよくあります。

こんな感じで、急な用事がポンポン入ってきてバタバタして疲れるなんてことが多々あります。

特に新人はテンパってしまって、上手くできないなんてことになりかねません。

ですが、回復期だとほとんどが予定通りです。

前もって新しい患者さんの情報が来て、

急性期でのリハビリの内容が入ったサマリーを見ることができます。

これだけで心の余裕ができます。

新人にとっては

こんな患者さんがくるなら、こういう段取りでいこう」

と予定を立てて臨むことができます。

④先輩がたくさんいる

僕が所属していたところは50~60人程度セラピストがいました。

多ければいいとはいいませんが、やっぱり先輩に合う合わないはあると思います。

しかも、少ないとみんな忙しくて、分からないことを聞ける環境になかったりします。

あとは、僕の所は一人の患者さんに対して複数のセラピストがついていたので

色々な人から見てもらった視点や知識を教えてもらうことができますし、

回復期だと毎日リハビリなので自分が休みの日は他のセラピストが入ってくれます。

そうするとその人のカルテや話を聞いてアドバイスをもらったり、参考にすることができます。

⑤割と休みが自由なところが多い

自分の所は4週8休制でした。

だいたい一週間に二回休みってところですね。

回復期は毎日リハビリなので、土日も普通に出勤します。

平日休みにできるメリットは大きいですし、土日出勤だと電車が空いてます。

平日休みのほうが色々な所が安いですし、買い物やテーマパークなども空いている所にいけます。

さらに、回復期のセラピストは人数が多いです。

休みの時フォローで担当外の患者さんも状態を理解できている人がいるため

急に1人休みになっても、フォローが楽です。

なので、けっこう急に休むのも楽です。

回復期のデメリット

①自分の力なのか患者のポテンシャルなのかわからない

回復期の患者さんは段階的に能力が上がりやすいです

実はいうと、ほっといても良くなる人がいてます。

なので、色々試行錯誤して良くなっていっても

「俺の力で良くなった」と思わないことです。

患者は勝手に良くなっているパターンがよくあるので勘違いしないように

たまに天狗さんになってる回復期のセラピストを見ると哀れに感じます。

②先輩にボコボコにやられる

良く勉強できる環境な反面、よく先輩に突っ込まれます

モチベーション高い人なら問題ないですが、あまりない人からすると常に監視されているような環境なのでしんどくなってしまうこともあります。

さらに、回復期なので良くなってないとすごく焦ります

維持期だと仕方ないなでスルーできるところを、結構家族や多職種から突っ込まれます。

こういうプレッシャーに強くないとやっていけないです。

③土日の休みがとりにくい

回復期は毎日リハビリが基本です。なので、土日出勤は当たり前です。

特に新人は出されることが多いでしょう。

そのため、

友達と休みを合わせることができなったり、同じ職場の友達と出かけることも難しくなります。

急性期、維持期志望でもまずは回復期から

元々僕は維持期志望でした。

しかし、学校の先生から

いきなり老健なんかの維持期いっては勉強にならないよ」

といわれました。

その時はお世話になった恩師からの助言なので、きっとそうなんだろうなと思い

とりあえず、修行の意味で回復期に行ってみよう」っていう感じでしたが

その判断は正解でした。

やっぱりリスク的にも知識や技術を磨く意味でも回復期を経験するのはとても良かったです。

特に訪問リハビリに行きたい人は、いきなり訪問リハビリに新人がいくのはリスク的にも技術的にも無理があるので、ほとんどの人は新人で訪問を選べる人はいません。

なので回復期で経験を積むことをおすすめします。

回復期を学ぶと患者を流れで見ることができるため

回復期での経験を生かして自宅でのリハビリに生かすことができます。

僕もやっぱり回復期の経験が役に立っていると感じますし、回復期のとき「もっとこうしておけばよかった」という反省も見つかります。

それでも急性期が見たい人は

最近は急性期と回復期が合体したところが増えているみたいなので

そういう病院を選ぶといいと思います。

自分の感覚的には、3年くらい回復期をやるといいと思います。

1年である程度の流れを理解して、

2年で患者を診る手と目を養い、評価・観察からの分析ができるようになって

3年で多職種との連携と予後予測ができるようになる。

っていうイメージですね。

まとめ

  1. メリットは、 ①勉強しやすく②低リスク③救急がない④先輩が多い⑤休みの自由度が高い
  2. デメリットは、①自分の実力が分からなくなる②プレッシャーが強い③土日休めない
  3. どこ志望でもまずは回復期から経験するほうがいい
  4. 最低3年くらいはいないと回復期は理解できない

最後に

新卒の新人セラピストはどこの職場がいいかわからないと思います。

なので、これが一つの参考になればいいなと思います。

自分の経験から言うと、一つだけの時期の患者さんを見るより色々な時期の患者さんを見たほうがいいので回復期だけでなく、急性期・維持期は経験したほうが成長できると思います。

理学療法士の転職は、他のサラリーマンと比べるとハードルやリスクは小さいので

「ここで絶対定年までやらないと」とは思わず、キャリアアップの一環として色々経験もしてみてほしいと思います。

理学療法士の転職に関する記事を前回書いたのでそちらもどうぞ↓

では、以上になります。

次回もよろしくお願いします。