『新人理学療法士を挫折させない』指導者としての在り方・考え方

理学療法

どうも、kachanです。

以前にこんなツイートをしました。

今回はこれを解説していきます。

<経験談>同期12人が1年で4人になった話

自分は回復期病院に最初は入職し、そこで同期が10人いました。

同期の中には年齢が全然違う人もいましたが、みんな仲が良かったです。

けれど、

1か月で→2人辞めて

3か月で→4人辞めて

6か月で→2人辞めて

とうとう、たったの4人になりました。

もちろん、個々の問題がありましたが、個人的に一番大きな要因は指導者だったと思います。

その理由は、プリセプターとなる人が完璧を求めすぎ だったからです。

新人は支えて育てるべき、潰して這い上がらせるやり方は嫌い

プリセプターとは

プリセプターシップといい、新人一人ひとりにそれぞれ先輩がついて、一定期間マンツーマンの指導を行う教育方法です。新人のリアリティショックを緩和し、安心して仕事に取り組める環境での成長をサポートします。

要は、臨床に新人がなじむための教育係のようなものです。

それがうちは酷かったです。

毎日デイリーのようなものを書いては、ボロカスに怒られる。

出来ないやつに対しては全否定して、「なんでできないんだ」みたいな言い方。

昔はそうやって、叩いて強くするやり方が合っていたのでしょうが

どんどん新人は辞めていき

中には理学療法士を辞めて、一般の職に就く人も出ていました。

せっかく苦労して取った国家資格をこんなやり方でつぶされるのは腹立たしいです。

このプリセプターとなる先輩は、理学療法士としての能力は高い人ばかりでしたが

指導者としてはひどいものでした。

指導者は新人を支える立場であり、考えや知識が足りない部分を補って導いてあげる立場です。

100点満点を取れるように指導することは正しいですが、

取れない理由をその子のせいにして人間性まで否定することは違います。

1年目は「大したことがないレベル」に一緒に仕上げること

初めてみる患者さんで、慣れない臨床という場で完璧にできる新人はいません。

できなくて当たり前、時間がかかって当たり前です。

そういう時間の制約の中で、新人の考えを聞いて、それを修正して期限と常に見比べて

考えさせるところ、教えて次のステップに行かせることを判断していくべきです。

それで一通りの流れというのを学ばせることができれば、

次の患者さんのときには、できるようになってる部分ができ

時間がどんどん短くなって、深く考える時間ができます。

とりあえず、

訳が分からなくても一年はそうやって流れを覚えさせることが、僕は大事だと思います。

2年目からは自分で考え評価・分析をさせる

2年目のころには、全体の流れが分かってるので、

何が分からないといけないのか」「次何をしないといけないのか」

というのを考えることができます。

そうやって先々を予測することができるようになれば

自分で計画を立てられるようになります。

そうすれば、逆算してどの時期に何をしないといけないのか、が分かるので

どんどん評価や分析が深まっていきます。

そうすれば、あとは時々相談に乗ってあげて

考えを整理してあげる立場になればいいと思います。

変に否定はしなくていいです。ただ聞いてあげて、

なんでそう思うの?」「だったらどうするべき?」

と考えさせてあげればいいです。

3年目からはほとんど自分で解決できる力を持っています

3年目となれば、ほとんど一人前のセラピストになっていると思います。

自分で考え、評価・分析ができ、治療計画を立てて、プログラムを立案することができています。

ここまで来たらプリセプターとしての仕事はほとんどありません

3年目になると、治療手技や道具に興味を持ち始めると思います。

つまりは効率のいい治療方法ですね。

間違った使い方をしていたら指導すればいいです。そうでないなら、ほっといていいです。

自分で試させて、評価して、効果判定して、自分で試行錯誤するはずです。

ここまで来たらきっと理学療法が楽しくなってると思います。

ここまできたらプリセプターのお役御免ですね。

まとめ

  1. 1年目はとりあえず、付いてこさせる。変に頑張らせても意味がない
  2. 2年目は自分で考えさせる。考えを整理させる聞き役になることが大事
  3. 3年目はほとんど新人卒業。新しいことへ挑戦しているのを見守る

最後に

指導という分野はとても難しいです

特に僕らは専門職としての勉強はしていますが、教師としての勉強はしていません。

なので、バイザーとして指導した時は苦労しました。

↓その時の記事はこちら

学生や新人を指導する上で大事なことは、成長してもらうことです。

僕はいつも指導するときはこう思っています。

もしかしたら、自分の大切な人をリハビリしてもらうことになるかもしれない

その子がそうでなくても、その子が次、またその次と教えた子が自分や自分の家族を助けてくれるかもしれません。

そうやって、

やって上げれた事がたくさんの人に回って、みんな幸せにすることができればいいなと思います。

では以上になります。

次回もよろしくお願いします。