理学療法士にとって一番大事なスキルについて

理学療法

どうも、kachanです。

今日は理学療法士にとって一番大事なスキルについて話していきたいと思います。

これはどっちかというと新人向けになってきますが、ベテランの先生方も一度見ていただけると違った考えや無意識でやっていたことが認識できて、より効果がでるのでは、と思っています。

では、本題です。

僕が一番だと思うのは「信頼関係を築く力」です。

専門用語でいうと「ラポールの形成」ですね。

患者さんにとって「この人なら大丈夫」「この人のことは信用できる」といった

お互いが信頼・尊敬し、打ち解けた状態

この状態になるとよく話しをしてくれますし、こっちの話も聞いてくれやすくなります。

逆にこれができていないと

リハビリを拒否されたり

ニーズをうまく聞き出せなかったり

意欲が下がってしまったり

うまくいきません。

今回はこのラポールの形成に必要な7つのコツについてお話したいと思います。

ラポール形成に必要な7つのコツ

①人に興味をもつ

患者さんと対面したときに、やっぱり仕事っていうイメージが強いです。

好きとか、嫌いというより使命感で会話していることが多いと思います。

一回そこから離れてみてください。

イメージとしては、「この人はどういう人なんだろう?」と興味を持って接してください。

その人のことをわかろうとする気持ちというのは相手にきっと伝わります。

僕は仕事ではあるのですが、「この人を好きになろう」と思って会話をしています。

いいところ探しって感じで、好きなところ、尊敬できるところを探してみてください

基本、カルテで情報を拾っていると思うので知っていても、知らないフリをして聞いてみるとか

深堀りをしていってその人のことをわかりたいと思ってください。

②共有(共感)する

人は自分と似たものに安心感や好感をもちます。

相手のいったことに対して

「僕もそう思います」「僕もそう思います」と共感してください。

さらに、その人に合わせてエピソードを話しもすると良いです。

例えば、阪神ファンの患者さんであれば、「そういえば阪神勝ちましたね」と話しを振るだけ

ただどっちが勝ったか知ってるだけで

「この人は野球を見てる人」「野球が好きな人」

と見られて安心感や好感を持ってもらえます。

ほかにも脳梗塞の患者さんに対して「僕のおじいちゃんも脳梗塞で大変なんですよ」と話すと

「私の気持ちをわかってもらえる」と安心感を持ってもらえます。

こうやって、相手と自分が同じものを共有している(共感している)

というのは、より信頼感を感じやすくなります。

これはこれまでの人生感や生活スタイル、また趣味などなどが共有・共感することで安心感、好感、親和性が高まります。

③相手に合わせる

これはやりすぎると不審がられますし、違和感しかなくなってしまいますが

相手と同じ表情、しぐさや動作をしたり、話すペース、声の大きさやトーンなど合わせることです。

例えば、ゆっくりしゃべるおばあちゃんに普通もしくは早口でしゃべると

無視されたような感覚やペースを崩されてもどかしさや不快を感じさせてしまいます

表情も大切で、悲しい表情の時は悲しい表情で対応し、明るい表情になったら明るい表情で対応するとちゃんと聞いてくれてると気持ちよく話しができます。

④全力で反応する

言葉の通りですね(笑)

相手が話したことに対して、「そうなんですかー…」ですまさない。

面白いことを聞けば、笑ってつっこむ

武勇伝とか自慢話を聞いたら「それはほんまにすごいですね!!」

不幸な話をされたら「それは、めっちゃ辛いですね」

とオーバーなくらい反応する。

会話の中で話に反応して、話に抑揚があると話しをしてる側も話しやすいです。

⑤オウム返し、うなづく

相手のいった言葉をそのまま返す。ただそれだけです。

学生のころに習ったと思いますが、「傾聴」っていうやつです。

やることは、ただ聞くだけですが正しく使わないと反応がない人なってしまいます。

例えば、患者さんが「昨日寝れなかったんです」といえば「昨日寝れなかったんですね」と返すだけです。

そして、長い話だったら一個一個オウム返ししてたら鬱陶しいので、間は軽くうなづきましょう。

これで

「自分の話をちゃんと聞いてくれている」

「自分の話を理解してくれている」

安心と信頼感を得られます。

ここで「寝不足なんですね」と言ってはダメです。

その人にとって微妙なニュアンスの違いがあったり、言葉の取り違えがあると

「そうじゃないねん」って患者さんはなります。

そうなると

この人はわかってくれてない」

「この人にいっても意味がない」

と不信感が出てしまいます。

⑥自己開示

自分のことを話してください。話しすぎもダメですが、特に初めの方は介入のたびにプライベートな話をするといいです。

僕であればダイビングや富士登山などです。

プライベートな話をすると、

「この人はプライベートなことを聞いてもいいんだ」

となって相手から質問が来たり、自分の話をしてくれるようになります。

そうすれば、打ち解けた関係になり、なんでも話せる仲になってきます。

特にネガティブな経験や価値観は、自分にだけ話してくれていると特別感が出て、効果が高いです。

あと、特に日本人はそうなのですが

訳の分からないものには近づかない性質があります。

それはそうですよね。

日本人は、分からないものには触らない、近づかないことで古代から生き残ってきた人たちです。

アメリカ人みたいに船で知らない大陸に行ってみようっていうノリで移ってきた人たちより怖いとか不安とかいうのに敏感です。

なので、訳の分からない人でなく、この人はこういう人だ、とわかってもらうと相手のほうから近づいてきてくれます

⑦相手をコントロールしようとしない

これけっこうやっちゃってるセラピスト多いと思います。

患者さんには生きてきた経験が自分よりあって自分の価値観や世界観を持っています。それを尊重することが大切です。

「こうしたほうが絶対いいですよ」とか

「こうするのが正解ですよ」といった話は

「あなたならどうする?」と聞かれない限りしないほうがいいです

もちろんセラピストとして方針や考えは伝えないといけませんが、

あくまでも「提案」です。

そして、その提案もできれば複数用意して、それぞれのメリット・デメリットも話をしましょう。
絶対に強制的に選ばせるようなことはしてはいけません。

そんなことをすれば、ただ不快に思われ嫌われてしまいます。

あと否定もしてはいけません。

するのであれば部分的な否定にしましょう。

例えば、安静にしてないといけない人が「早く動かないと弱ってしまう」と動いてしまっていたら

「めっちゃわかります。一日でも早く動かないと弱っていってしまいます。けど、今は寝てしっかり治さないと悪化したり、後々響いてきますよ」

こんな感じに肯定して、部分的な否定は気持ちよく聞き入れてもらいやすいです。

もちろん病院や自分の立場上の利益もありますが、ちゃんと患者さんが納得した形で話しを進めましょう。

まとめ

1,理学療法士として一番大事なスキルは「信頼関係を築く力」
2,「信頼関係を築く力」には7つのコツがある

 ①人に興味をもつ
 ②共有(共感)する
 ③相手に合わせる
  ④全力で反応する
 ⑤オウム返し、うなづく
 ⑥自己開示
  ⑦相手をコントロールしようとしない

最後に

僕も一年目のときはリハ拒否だったり、ニーズをうまく聞き出せず、意欲が下がってしまったりして毎日のように悩んでいました。

これらを意識するようになってからはこの話を聞いてからは担当だけでなくフォローで入る人や担当でない患者様でも信頼関係が築けて、悩みだったり相談を受けるようになりました。

ラポールの形成には技術や知識は必要ありません。

たった7つのことを意識するだけで患者さんから信頼され尊敬されるセラピストになることができます。

しかも、これは臨床の現場だけでなく、プライベートやほかのビジネスでも使えるものです。

なのでぜひ普段から意識して無意識にできるレベルまでなって人との関係を深くできるようになってほしいと思います。

では、以上になります。

最後まで見ていただいてありがとうございます。

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