<完全解説!!>経験から語る『理学療法士ってどんな仕事?』

理学療法

どうも、kachanです。

今回は自分が小学校の頃から恋焦がれてなった理学療法士を

経験5年目の僕が紹介したいと思います。

理学療法士とは?

理学療法士(Physical Therapist)と言い、『PT』と略して呼ばれます

病気やケガ、老化、過度の運動などが原因で身体機能に障害を持った人に対し、理学療法を用いて基本的な運動能力の回復を図ることを仕事としています。

対象疾患は中枢性疾患、整形疾患、脳性麻痺、内部疾患など様々なものがあります。

筋力増強や関節の動きを調整する「運動療法」、温熱・電気などの「物理療法」のほか

姿勢の矯正・歩行など、生活習慣の改善や指導を行い、

起き上がり、立ち上がり、歩行といった生活に必要になる基本的な動作能力の再獲得を目標にアプローチしていきます。

資格は『国家資格』です。国家資格の良さについて、詳しくはこちら↓

この資格は『名称独占資格』です。

つまりこの資格を有してないと『理学療法士』と名乗って業務を行うことはできません。

しかし、業務独占はないため、開業権はありません

なので、理学療法士で開業することはできず、保険診療はできないため

やるなら自費での整体院をするしかありません。

理学療法士と作業療法士ってどう違うの?

これを説明するためには、作業療法士とはなにかという説明が必要だと思います。

作業療法士とは?

作業療法士は、日常生活をスムーズに送るための応用的動作のリハビリテーションを行います。

応用動作とは「食事をする」「顔を洗う」「料理をする」「字を書く」など生活に必要不可欠な動作の事を言います。
理学療法士が基本的な動作で体の大きな動きのリハビリテーションを行うのに対して、

作業療法士は複雑な応用的な手の動作や指の細かい動作などのリハビリテーションを行います

特徴の一つとして、作業療法士は、精神分野のリハビリテーションを行える事で、精神科の病院などで活躍する作業療法士もいます。

就職率に差はあるのか?

理学療法士と作業療法士で就職率の差は、現状ほとんどありません

ですが、今後もしかしたら作業療法士のほうが有利かもしれません

理由としては、以下の表を見てください。

出願者数受験者数合格者数合格率
理学療法士13,253人 12,605人 10,809人 85.8% 
(うち新卒者)11,183人10,608人9,845人92.8%
作業療法士6,555人6,358人4,531人71.3%
(うち新卒者)5,289人5,137人4,108人80.0%

厚生労働省第54回理学療法士国家試験及び第54回作業療法士国家試験の合格発表について

今後どちらが就職に有利かをこのデーターから考えると、

合格者数が理学療法士よりも作業療法士のほうが約6~7千人少ないです。

実はこれは毎年同じくらい少ないです

そうすると、理学療法士よりも作業療法士のほうが希少価値が高くなる可能性があります。

また、作業療法士のみが精神障害領域のリハビリテーションを行えるため、就職の求人件数についてもそれだけ作業療法士のほうが数多くあるということになります。

つまり、作業療法士は求める需要は多いのに資格取得者数が少ないため、

自然と一人に対しての求人は多くなります。

ですが、理学療法士も負けてはいません。在宅医療の需要が今後ますます高まっていくため、訪問の分野は一杯あります。なので、まだまだ就職先については問題ありません。

個人的にも求人はたくさんあり、転職も簡単で、最短4年で年収600万目指すことも可能です。

詳しい内容についてはこちら↓

どういう所で働いているの?

  • 病院(総合病院、一般病院、診療所等)
  • 介護保険関連施設(老人保健施設、通所または在宅リハビリテーション施設等)
  • 福祉施設(肢体不自由児施設、身体障がい者福祉センター等)
  • 教育・研究機関(大学院。養護学校、理学療法士養成校等)
  • スポーツ・フィットネス関連施設(プロスポーツチーム、実業団、スポーツ関連企業等)

高齢化が進む今の日本では、リハビリが必要な状態にある人は増加しており、今後も理学療法士の需要がどんどん高まってきます。

そのため、病院の中で行うほか、自宅でリハビリを行う機会が増えており、訪問リハビリの現場で活躍する理学療法士が増えています。

これから多くの人材が必要になってくる職業でしょう。

その他、教育機関や研究者、指導者として勤務する人、スポーツ用品や自助具の開発に携わる人など、活躍の場は多岐にわたります。

今後のAIやロボットの参入に伴ってさらに活躍する場は増え続けると思われます。

どこに就職するか、迷ってる方はこちらの記事をどうぞ↓

資格を取るための道筋

指定養成施設・学校で3年以上が必要になります。

養成施設には、4年制大学、3年制短期大学、3年制専門学校などがあります。

どこに行くにしても、 専門知識と技術を習得し、臨床実習を合格することで卒業することができます。卒業すると国家試験受験資格が与えられます。

臨床実習とは

学校から離れて、病院や施設などに1~2ヶ月間の臨床の場に触れることです

ここで、理学療法士としての、考え方・在り方を学び、治療までのプロセスや多職種との連携について学び臨床でやっていける知識や技術を身に着けます。

国家試験は3月上旬に実施されます。一般問題と実地問題からなる筆記試験、口述・実技試験によっておこなわれます。

合格率は、ほとんど80%以上 です。

学校はコスパや効率を考えると断然『専門学校』をオススメしますが、

学校選びで悩んでいる人はその考え方として、この記事をみてください。↓

理学療法士資格習得後のキャリアアップについて

クリックすると新しいウィンドウで開きます

理学療法士国家試験に合格すると、理学療法士協会に入会を勧められます。

この会についてはHPより

本会は、理学療法士が集う唯一の学術および職能団体です。理学療法士の地位向上を通じて、国民の皆様の医療・保健・福祉の向上を目指し、学術大会の開催や学術誌の発行、研究助成といった「学術」活動をはじめ、「教育・研修」、「調査研究」、「広報」といった活動を展開しています。

ホームページより引用

もちろん、理学療法士としての方向性を教えてくれる良い団体ですが、

入るか入らないかは一度考えて見てほしいです。

ほとんどの人は入る価値はないので

詳しくはこちら↓

一応紹介としていくつかあげときます。

呼吸認定療法士

日本胸部外科学会、日本呼吸器学会、日本麻酔学会の3学会合同による認定資格。重症患者の呼吸療法、酸素療法の普及と、レベルの向上を目的として創設された。理学療法士としての実務経験2年以上が必要。さらに、指定の講習会などを受講していなければならない。

認定理学療法士

日本理学療法士協会によって認定される資格。申請の条件は、新人教育プログラムを修了しているか免除された者で、専門分野の登録後2年が経過していることが必要。また、必須研修会か協会指定の研修を受講、各領域の履修要件に即したポイントを取得し、10例の事例・症例報告などを行う必要がある。

専門理学療法士

日本理学療法士協会によって認定される資格。認定理学療法士より、さらに実務を重ねた者を対象としている。申請条件は、新人教育プログラムを修了しているか免除された者、専門分野の登録後5年以上が経過していることが必要。これに履修要件に沿ったポイントを取得していなければならない。

理学療法士として大変なこと

手や身体全体がすごい疲れる

理学療法士のアプローチとして『介助』があります。

自力での歩行困難な人にリハビリのトレーニングをする場合は、全身を使って介助を行います。

男性でさらに運動部だった人など、体力に自信のある方であれば心配はいりませんが、女性は慣れてないと大変です。しっかり体づくりを行っていないと腰痛に悩まされてしまいます。

セラピストなのにけっこう腰痛持ちな人は多いです

他にも治療する上での体の使い方が慣れない内はめっちゃ身体が疲れます。やっていく内に自分にとって一番楽な姿勢が出来上がっていきますが、それでもしんどい時はしんどいです。

慣れていくとともに、道具や手だけじゃなく、足も使う動かし方を覚えるようにしていくといいと思います。

コミュニケーションをたくさん取らないといけない

理学療法士は患者さんそれぞれにリハビリのメニューを考えます。

その際、患者さんの意見も聞いて計画を立てることも重要ですが、

僕らの立場上、医師にお伺いを立てないといけません。

他にも看護師や介護士などの生活を支えてくれている人にも介助方法を指導したり、日常の生活について聞いたりなどたくさんの人と密接にコミュニケーションをとっていないといけません。

これをしないと円滑に治療が進まなくなり、患者さんの可能性をなくしてしまいます
また、患者さんだけでなく、家族さんとも積極的に話をして、在宅復帰に向けての指導や不安を取り除くために日常会話も積極的に行わなければいけません。

色々な患者さん、家族さんがおられるため、コミュニケーションに神経を使うことが多いです。

とても大変で慣れが必要ですが、

個人的にはこういう『段取り』がとても大事だと思っています。

即効性があまりなく、効果が出るまでに時間がかかる

リハビリは一回やったからと『めちゃ良くなった』みたいなことは少ないです。

ほとんどは、数ヶ月単位で治療を行ってやっと効果が出るといった感じです。

そのため、効果が現れるまで何度もリハビリのメニューを改善して最善な方法を見つける必要があります。

回復期病院時代に味わいましたが、めっちゃ不安になります。

ですが、根気強く治療を続けて経験を積むことで、患者さんの小さな変化にも気づけるようになるので、経験とともになくなっていくので心配しないように…

勉強し続けないと置いてかれる

どんな職業でも学びは必要ですが、医療というのは、毎日進んでいっています。ちょっと前までの常識は今では非常識になっていることもあります。

さらに、新しい技術や知識はどんどん取り入れていかないと周りに置いて行かれます。常に向上心を持ってやらないとダメな職業です。

常に『患者さんのため』を頑張れる人は問題ありませんが、そうでない人からすると苦痛です。

あんまり勉強したくない人には理学療法士はお勧めできません。

最後に

理学療法士という職業はとてもやりがいのあるいい仕事です。

患者さんに直接触れ、『ありがとう』と言われる職業です。もしかしたら、医師よりも身近なため患者さんとの信頼関係は一番高いかもしれません。

もちろん大変なことは多いですが、その分上手くいったときの達成感はすごいものがあります。

人とのふれあいが好きで、人のために何かしてあげたいと思える人にとっては天職ともいえます。

なので、ぜひこの仕事をたくさんの人が知って、

セラピストとしてたくさんの人を笑顔にできる人が増えるといいなと思います。

これで以上になります。

次回もよろしくお願いします。