臨床実習で学生に必要なスキル

理学療法

どうも、kachanです。

今回は前回の「理学療法士の臨床実習は辛い」の続きのようなものです。

学生の時の経験だけでなく、逆のバイザーとしての経験もあるので

その2つの経験を踏まえて

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の学生さんに対して

バイザー側の視点から求めることを話したいと思います

バイザーは「教師」じゃない

一応、バイザーは教える立場にいますが、「教えるプロ」ではありません

つまり、学校の先生のように教えることに対して

慣れていたり、長けている訳ではありません。

特に昔の先生は、

「厳しくするのが当たり前、一日二日徹夜くらいでなにいってんだ」

くらいの人もいて、怒ったり、説教するのが当たり前だと思ってる人もいます。

本当に昔の臨床実習は悪しき慣例ですね

今はそこまではないにしても、他の先生がバイザーをしてて

よく耳にするのは

「何でできへんの?やってくるようにいったのに何でちゃんとできてないんや」

みたいな言葉です。

すべて学生のせいにしてる発言ですね。

僕が思うに、分かるように教えれないあなたが悪いだろうって

思ってしまいますが、

まぁ自分にお鉢が回ってきたときは

確かに難しいなって思いました

よく「人に物を教えるには人の3倍理解してないとダメ」といいますが、

まさにそれですね。

自分がやってきた、理解できたプロセスを教えても

それでその子が理解するとは限らないし

自分の考え方を伝えるための

説明能力も

整理する能力も

なかったからです。

それは当たり前なんですけどね。

だって僕たちは、現場でやっていくスキルはありますが、

それを教えるスキルは磨いてないからです。

なので、すごい出来る先生でも

教えるのは下手ということはよくあります。

むしろ、1~2年目くらいの子のほうが

年が近いし、ちょっと前まで学生として悩んでいた立場なので

教え方がうまかったりします。

バイザーは使ってなんぼ

僕が思うに、実習のバイザーは教えるためにいてますが、

学生は、バイザーを教科書のように使うのが適切かなって

僕は思います。

バイザーの立場になって思ったのが

「この子は何がわからないのか?」

「どこでつまづいているのか?」

っていう所です。

例えば、「動作観察がわかりません」と言われても

動作観察の「何が」分からないのか、バイザーとしてわかりません

正常動作がわからないのか、

見方がわからないのか、

異常動作からの問題点の出し方がわからないのか

一個ずつ聞いていかないとダメなのですごく時間がかかります。

時間というのは有限です。

病院によって違うと思いますが、

学生を見ながら通常業務もこなさないといけません。

なので、すべてのことをフォローできる時間もなければ、

学生のことだけを考えれる時間もありません。

なので、デイリーよりも

「自分が何が分からないか」を説明できるようになってくれてるとありがたいです。

まぁ「何が分からないか、わからない」っていう人もいると思いますが、

それなら、それを伝えて下さい。

よく「質問ある?」って聞いて

「・・・・ありません」ってなります。

気持ちめっちゃわかるんですが、

例えば、

動作観察を見るにあたって、何から見たらいいかわからないです。

って言ってくれると

めっちゃありがたいです。

そしたら、

「じゃあ、ちょっと患者さんにお願いして、カメラで撮って一緒に見ていこか」

見たいな感じに持っていけるからです。

とりあえず、「デイリーを長々と書いてきました」っていうより全然いいですね。

こうやって

自分が何をわかってないか、何をわからないといけないか」

聞ける人が僕はバイザーとしてめっちゃ楽です

質問とかいっぱい聞いていいと思います。

むしろ、最初にいったように教科書のように、

iPoneでいうとsiriみたいに使ってください。

知識的なことは、ネットで調べれば一発で出てきますが、

考え方や見ていく一連の流れやプロセスは

なかなかネットにはありません。

あったとしても理解しにくいですし、理解するのに時間がかかります。

正解とは限りませんが、

バイザーは長い間その考えで臨床でやってきたのですから

患者を診ていく上で

その考えを聞くことが一番役に立ちますし

ネットや教科書よりも効率的ですし、

バイザー側もしゃべりやすいです。

割と知識面聞かれても

けっこう忘れてます(笑)

いや、バイザーの先生なんて、そんなもんなんです。

バイザーも基本的な知識なんて抜けてます。

今、国家試験を受けたらみんな落ちるんですよ(笑)

つまり、知識なんて多少抜けてても、

患者は診れます。

臨床実習と国家試験はまったくの別物だと思ってください。

なので、

知識を養うよりも

その考え方を聞いた方がきっといい臨床実習を経験できると思うので

ぜひ、自分の考えを伝えれるようになって、

そのバイザーの考え方を理解して自分のものにしてほしい

と思います。

まとめ

  1. バイザーは「臨床のプロ」だが、「教えるプロ」ではない。
  2. 実はバイザーも「どう教えていいか」わからない。
  3. 学生はバイザーの能力を引き出せるよう、「伝える・聞くプロ」になろう。

最後に

セラピストになろうとしてる学生

みな通ってくる辛い道ではあると思いますが

バイザーも辛いんです・・・・

頑張って時間を作らないとダメだし

上手くいかないと落ち込みますし、

周りの他の先生からのいろいろな視線も怖いんです。

特に発表とかで自分が訂正したところをボコボコにやられると

見せませんが、一緒に凹んでます。

バイザーは敵ではありません。

むしろ

一緒に患者さんを見ていく仲間くらいに思ってくれると

僕は嬉しいですし

一緒に楽しめる期間になると思います。

あと、けっこう職人的なところもあるので、

上手く説明出来なくても

すごい!」って言ってください。(笑)

嬉しくていっぱい喋ります。

今後の参考レベルでもいいので

おだてて、沢山知識と考え方を吸収してくれると

自分のためになるかなって思います。(笑)

では、以上になります。

最後まで見ていただいてありがとうございます。

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