僕が患者が良くなっても『勝手に治ってるだけ』と思う理由

理学療法

どうも、kachanです。

以前にこんなツイートをしました。

今回はこれを深掘りしていきたいと思います。

理学療法だけで患者が治ったと思うなよ

軽く自分のことを説明します。
理学療法士5年目の26歳。 国家資格取得後→回復期4年で転職→訪問リハビリへ
副業で整体院開業し月収20万達成も、労働収入に疲れて縮小化しています。

これらの経緯で一番学びになったのは回復期の4年間です。
この期間のうちに僕はセラピストとしての在り方・考え方を学び、一つの軸を持って理学療法ができるようになったと思います。

以前にこんな記事を書きました。

よくリハビリはチームケアだと言います。まさにその通りです。

理学療法で治せることは、一時的な筋・筋膜性の問題だけです。

これをいうとめっちゃ反感買いそうですね(笑)。

ちゃんと説明しますね。

たとえば、担当として3時間の理学療法行ってもあとの21時間寝たきりだったらどうですか?

他にも、

食事を一切とらなかったら?

内科的な問題が解決してなかったら?

睡眠がしっかりとれてなかったら?

などなど

例え凄腕のセラピストでもこれらが悪かったら、治りません。

むしろ、理学療法がなくても他が良かったら治るものは治ります。

つまり、僕が言いたいのは

理学療法はリハビリテーションのほんの一部でしかないっていうことです。

そして、それよりも大事なことが先にあるということです

これだけで治そうということ自体が間違っています。

ここで話しているように、理学療法なんてリハビリテーションの一部でしかありません。

患者さんがよくなっていったことを喜ぶことはいいことだと思いますが、まさに自分の手柄のように驕るのは違います。

医師が治療方針を決め、看護師が全身状態を管理してくれ、介護士が生活を支えてくれて…
それでやっと成すことができた事です。

だから、『理学療法だけで患者が治ったと思うなよ』です。

治らないことを理学療法だけの責任にしてはいけない

後輩が全然患者さんが良くならないことを相談してきたことがありました。
昔の自分も、そんな時期はありました。その時はすごく申し訳ない気持ちと悔しい気持ちでいっぱいでした。

ですが、そんな後輩にもこの言葉をかけます。

『理学療法だけで患者さんは治らない』

これは慰めの言葉でもありますし、視野を広げられる言葉でもあります。

先ほど話した通り、リハビリテーションというものはたくさんの職種がかかわり患者さんが良くなるものを提供することです。そして、それを選択するのは患者さん自身です。

そして、リハビリテーションにおいて理学療法というのはほんの一部です。
だから、治らないことは理学療法のせいではありません。

もちろん、『もっとこうすればよかった』『これは間違っていたな』と反省することはいいことですが、自分を責めることは違います。

『なんで、この人は良くならないのだろうか?』
理学療法以外の視点を持って、トータルで患者さんを見る必要があると思います。

すごく難しいことで、新人はそこまで目が回らないことで訳が分からないって思うかもしれませんが、内科的な問題、薬の影響、食事量、睡眠量、理学療法以外の時間の過ごし方などなど一般的な知識で十分想像つくものばかりです。

悩んだ時こそ一度冷静になって、一つ一つ解決していくことが目標の近道になると思います。

だから、患者が治らないことを悔やんでる暇があったら、原因を探ることに思考を巡らせるほうが患者のためにも自分の成長のためにもいいと思います。

最後に

セラピストはみんな熱い思いを持っていて素直な人が多いです。
そのためか、『自分が治すんだ』という気持ちが強くて、出来なかった時の反動が大きいように感じます。

実は自分もそんな感じでした。
理学療法士になれた一年目、なんでもできるような気がしていました。あれだけ辛い実習と国家試験という難しい試験を合格した自分ならできると思って患者さんと接していました。

ですが、結果はボコボコでしたね。
理学療法だけで患者が治るほど人間簡単にはできてないです

今では、トータルで患者さんを見る目や知恵を身につけて、整体院を開業できるほど施術能力も上がりましたが、今でもこの患者が勝手に治ってるだけ』という言葉は忘れません。

セラピストでいる間は、これを戒めとして、慰めや視野を広げる言葉として心に残していきたいと思います。

これで以上になります。

次回もよろしくお願いします。